スラムダンク【初見の感想は「感無量」】映画『THE FIRST SLAM DUNK』徹底レビュー!なぜここまでヒットした?人気の理由を解説します。
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スラムダンク【初見の感想は「感無量」】映画『THE FIRST SLAM DUNK』徹底レビュー!なぜここまでヒットした?人気の理由を解説します。

みろくちゃん
ハリネズミさん
ハリネズミさん

スラムダンクが長年人気漫画なのは知ってる。でも、なんでこんなに映画がヒットしているの?

ひつじさん
ひつじさん

公開前は炎上もしていたし、テレビでの紹介が少ないけどロングランヒットの理由ってなに?

きつねさん
きつねさん

ずっと前に完結した漫画がどうして今映画でヒットしているの?

こんにちは、みろくちゃんです。

私も公開まではスラムダンクが好きすぎて、CGの表現や声優さんの変更に僅かながら不安もありました。

映画化決定した即日から楽しみ過ぎて、不安をそっちのけで、初日朝一から週一で通っています。

公開から約半年経っていますが、ゴールデンウィーク中も、連日満席の劇場が続出している『THE FIRST SLAM DUNK』について、ロングランヒットの理由を感想とともに解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 原作やアニメファンに想い入れがあり映画を観ることを躊躇している人
  • スラムダンクをよく知らないけど、映画の人気の理由が気になっている人
  • 映画に情熱を注ぎ過ぎて共感したい人

900本近く映画を観ていますが、1番好きな映画もスラムダンクになりました。
寝る間も食事も、楽しみにしていた新作映画もそっちのけで、映画館に通っています。

想い入れが濃すぎる人も、まだ観たことのない初めての方も、バスケが好きではない人も、どんな人にもお勧めします。

とは言ったものの、楽しめない人も少なからずいるようです。

こんな人には おすすめできません。
  • 熱いストーリーが苦手な人にはお勧めできません。
  • ちょっと軽めに、サクッと観たい人には不向きな映画です。
  • 好きなセリフが入っていないのは許せない!
    ➡ 映画なので、大好きなシーンがカットされている可能性が高いです。
  • 漫画『スラムダンク』を絶対に読みたくない、スラムダンクを知らない人。
    ➡ おおよそ知らずに映画を見た人は、即購入の恐れがります。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』についての感想。

目次から気になるところまで飛んでください 

【ネタバレ含みます】

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スラムダンク【初見の感想は「感無量」】映画『THE FIRST SLAM DUNK』徹底レビュー!なぜここまでヒットした?人気の理由を解説します。

スラムダンク【初見の感想は「感無量」】映画『THE FIRST SLAM DUNK』徹底レビュー!なぜここまでヒットした?人気の理由を解説します。

2021年1月に映画化決定が発表されてから、ずっとずっと映画の公開を楽しみにしていました。

原作ファンなら期待はどんどん高まっていったと思います。

この映画は期待値が大きい人程、1回目の鑑賞を人一倍楽しむことが出来る作品になっています。

じわりじわりと少しずつポスターや声優さんの情報は入り、公開前の公式SNSのカウントダウンは1日、1日期待の気持ちを煽られました。

ファン以外の耳にも入るほど炎上も大きくなりましたが、私は期待値が爆上げ状態。朝が大の苦手な事も跳ね飛ばして、初日朝イチIMAXの劇場へとニヤニヤ顔が緩むのを抑えられないまま向かいました。

カウントダウンの締めかのような、初日の朝からのツイートにすでに感動の涙が溢れてきました……我ながら感動が早すぎる……。

炎上なんてなんのその!

期待の極み!

準備万全のコメントの嵐の中、観る前から心臓バクバクでした!

アニメとは違う声優さんのキャスティング、3DCGという表現方法への不安など炎上のきっかけにもなっていました。

このような情報が出る前に、ムビチケの発売が先になっていたことも炎上のきっかけです。

想い入れが強いからこそ、不安を抱えたまま初見を迎えた人も少なからずいると思います。

アニメ版スラムダンクも、普段から年に1回以上は見ているため、声優さんが変わることで自分のイメージが変わってしまうことに、私も少しだけ不安を抱えていました。

『ONEPIECE FILM RED』公開初日の上映前、巨大スクリーンで映る新しい予告に、既に心臓バクバクで、REDに頭を切り替えるのが大変でしたが。

不安を大きく上回る、期待を抱いて映画館に向かいました。

上映開始5分程で、少しでも不安を抱えて映画館に入ったことを後悔しました。

期待値のみ!爆上げ状態、不安ゼロのまま、もう一回観たい……と、開始早々に後悔……する余裕もなく、号泣シーンが次から次へと、呼吸する余裕もないほど襲ってきます。

ほんの少しの不安の気持ちも邪魔になるので、期待値のみ!爆上げ状態で初見を観るのが1番楽しめます!

スラムダンクを知っている人も、知らない人も同じです。

観る前から心臓バクバクすぎて、生還できるのか怪しいまま上映を迎えました。

そんな不安を超えてくるほど身体中で感動してしまい、初日の感想はこれだけです。

感無量。

心臓バクバクのまま、思考が整理できず、ただフレーム毎に感想が溢れ出して止まらなかったことはなんとなく覚えている、放心状態になりました。

普段から感受性豊かなので、週1通いながらも1か月以上、初見のドキドキした余韻を引きずっているような感覚が残っていました。

何度観ても最強に感動するのですが、初見はやっぱり特別でした。

感想の整理は全くできませんでしたが、一生忘れられない体験になりました。

私だけではなく見終わったあとの整理しきれない感動を、たくさんの人が受け取っていたことを、興奮高まるコメントが物語っていました。

感想はまとまらないけれど、伝えたいのは井上先生とスタッフに対して、感謝のことばのみがSNSや公式サイトの感想ページに溢れていました。

今!この作品を世に出してくれた事への感謝でいっぱい。

この作品に生きている間に出会えたことへの感謝。

スラムダンクにずっと情熱を持っていた人も、スラムダンクを初めて見た人も、みんな同じものを受け取っていたようです。

普段から情報発信しているYouTubeや、スラムダンクの情報を進んで発信している人たちも、我先に!ではなく、一晩経っても気持ちの整理がつかないままに、興奮状態でまとまらないまま映像を配信されているのが目立っていました。

主題歌のPVや、「SLAM DUNK」の漫画のレビューの中には、公開前に炎上した人たちの謝罪の言葉も溢れていました。

文句を言っていたことを謝罪してまで、感謝と感動を伝えたいという思いが溢れるほどの作品はそうそうないと思います。

私も半年たっても全く感想はまとまっておらず、レビュー記事はこれからも書ける気がしません。

感想だけで一週間語ってしまいそうです。

スラムダンク【初見の感想】:”情報を出さない”という演出。公開までのスケジュール

スラムダンク【初見の感想】:"情報を出さない"という演出。公開までのスケジュール

スラムダンクに関しては原作ファンなので、気合の入り方は異常でしたが、私はもともと仕事にしてしまうほどの映画オタクでもあります。

絶対に映画館で観ると、公開前から決めている映画も多く、情報のないまま初見を楽しみたいという独特な拘りがあります。

出来れば予告も見たくない……と思っているため、初見鑑賞後に予告をみるという変わり者です。

スラムダンクとなるとSNSのカウントダウンなども非常に楽しく情報を避けるのは難しいと考えていましたが、実際は違いました!

情報ほぼなし!
宣伝ほぼなし!
という前代未聞の演出で初日を迎える。

映画の制作費用は非常に高く、企業にスポンサーとなってもらい制作費用を出してもらう映画もあり、たくさんの会社も公開までにかかわってきます。

そのため、黒字にすることには宣伝活動は必須!

どんな小さい映画も、コストを削減しながらもなんとか宣伝の方法を試行錯誤して公開となります。

本来スラムダンクのような大規模な映画は特に、公開前から認知度が高くても宣伝活動は必須なのです。

この宣伝活動と制作費用を考えると、新海誠作品は、歴史に残る興行収入を叩き出し、歴代の興行収入ランキングの高い位置にいても黒字ではない可能性の方が高いと言われているほどです。

そんな中で、井上雄彦監督がとったのは宣伝をほとんどしないという選択でした。

この無謀すぎる選択をした映画作品は、おそらく過去には無かったと言われています。

炎上もあったなかこの選択をした理由は、映画を観たらわかります。

“情報を出さない”ということが、最大の演出になったからです。

最初の5分で鑑賞料金を払う価値がある。と言わせたこの作品の最初の5分の演出に、”情報を出さない”という選択が直結した演出となりました。

どの試合が映画になるのかは、どうしようもなく気になる点でした。

結果的に一番多く予想されていた山王戦であったのですが、それがわかるのが最初の5分の最大の演出です。

漫画が動いているような、手書き風の演出で始まる最高のスタートでようやく山王戦だとわかる瞬間を最大に楽しむには、情報を公開しないことだったのです。

情報を出さないことで、原作ファンの感動は最大限高まります。

情報を解禁しなかったことでこの映画の完璧な演出が完成されるという仕組みになっていたのです。

スラムダンクを知らない人でも、スタートの迫力あるシーンは非常に楽しめるように作られていますが、原作ファンが最高に楽しむために情報を出さない選択をした井上雄彦先生の拘りと、誰にも真似できない思い切り過ぎる演出に同業者はとくに天才さを見せつけられたのではないでしょうか。

沢山の関係者がいる以上、興行収入がっての映画です。

万人受け狙いの演出を選び、特定のファンの為の演出を諦めて制作されることが多いのは仕方がない……ことなのです。

そんな中でも、井上雄彦先生に妥協という言葉はないのか、万人受けどころか公開前の認知度を上げる事を優先せずに、原作ファンの最大限の興奮と楽しみを優先してくれたという事です。

ここまで徹底して宣伝活動や情報解禁をせずに公開をするという事は、たとえ演出で、成功例があったとしても真似できる勇気を持った人はいないのではないでしょうか。

情報解禁スケジュールと炎上した理由

情報解禁スケジュール
  • 2021.1.7
     映画化発表
  • 2021.8.13
     2022年秋公開を発表
  • 2021.12.18
     新ビジュアル解禁
  • 2022.7.2
     タイトルと公開日を発表
  • 2022.7.2~2022.7.6
     キャラクターデザイン解禁
  • 2022.7.7
     特報解禁
  • 2022.9.1
     ムビチケ発売を発表
  • 2022.10.15
     本ポスターを解禁
  • 2022.11.4
     声優、主題歌、予告発表
  • 2022.11.19~
     カウントダウンムービーを解禁 

徐々に解禁されるビジュアルが、シンプルでかっこよくて1つ1つの解禁情報に心躍りっぱなしでした!

アニメに関してよく思っていない人や、井上雄彦先生自身も納得のいっていない点も多かったので、今になっての映画化の時点で期待が溢れる一方、炎上を予想していたファンも多くいたと思います。

公開前に炎上していた理由
  • アニメの声優とは違うキャスティングへの反発意見
  • ムビチケ購入の後の発表になったことで、違うなら観たくないという後出し情報に対しての炎上
  • 画力のある井上先生ならではの3DCGという表現への不安

期待値が高まって日に日に高鳴る鼓動の中、公開直前の炎上がファン以外の耳にも入り、「楽しみ!」という返事として、「でも、めっちゃ炎上してるじゃん!」という言葉が深く突き刺さって悲しい気持ちになりました。

原作ファンは今も作品を愛し、幾度となく人生を助けてもらいお手本にしてきており、スラムダンクを読んで人生を変えてきた人も多いです。

あの世界の大谷翔平だってスラムダンクがバイブルです。

今、映画化をしてくれることを決心してくれた井上雄彦先生に感謝の気持ちで溢れているファンが多い中、炎上の勢いが増していたことは非常に辛かった。

作品で黙らせた井上先生の才能

結果的に!
炎上していた人達が、黙っていても問題ないのにいろんな場所で謝罪するほど最高の作品だった!

ネット上での炎上など、黙っていればだれかを特定されることもない状況で、主題歌のPVのコメントや、漫画のレビュー欄などでも謝罪と感謝と作品に対する熱いコメントが多く寄せられていたことが目立ちました。

作品で炎上組も黙らせる!
井上雄彦先生はやっぱり天才だった!

スラムダンク【初見の感想】:懐かしさを飛び超えて「新しい」スラムダンク。

スラムダンク【初見の感想】:懐かしさを飛び超えて「新しい」スラムダンク。

アバターが世界中で週間ランキング1位をとる中、日本では公開週も1位ではありませんでした。

世界では「日本ではどんな作品が、アバターを抜いたのか。」ということでも話題になっていました。

公開初日週にかかわらずアバターを超えていたのは公開4週目の『THE FIRST SLAM DUNK』と、更に1か月前に公開されていた『すずめの戸締り』です。

このとき、海外ではアバターを抜いたのが、公開から4週目だった『THE FIRST SLAM DUNK』だったことが少し話題になっていました。

バスケットの国アメリカでは、原作のスラムダンクはあまり人気が出ませんでしたが、人気の高い国はアジアの国を中心にたくさんあります。

読んだことが無くても、日本で人気の漫画と知っている人は非常に多いです。

海外からは『THE FIRST SLAM DUNK』は、こんな風に見えていた。
  • お金を持っている30代、40代にとって懐かしく人気の漫画だからヒットしている。
  • 古き良きものを大切にする日本ならではの反響である。
  • 長編での綺麗な映像の「アバター」よりも、日本ではアニメの作品の方がいつも人気だから。

しかし実際『THE FIRST SLAM DUNK』を観ているのは、「スラムダンク」世代ではなく、初めての「スラムダンク」がこの映画である人も多いです。

また懐かしく感じるものだと思っていた多くの原作ファンが感じているのは、懐かしさを上回る「新しいスラムダンク」だと思います。

見事に20代の人気漫画ランキングに入らない「スラムダンク」ですが、もともと好き嫌いのはっきり分かれる作品です。万人受け狙いの内容でないのは最初からです。

画のタッチや衣装、髪型、作品の中の時代背景の描き方も、人気と分かっていても手に取ることすらない人が多いという時代の移り変わりに、悲しい気持ちを抱いている原作ファンは多いです。

バスケットのプロでも先輩に紹介されるまで読んだことが無かった人が多いという現状に驚きは隠せませんでした。

分かっているけど「1回は見てほしいな。」という思いを日ごろから感じています。

「スラムダンク」を知らない人にとって、最初のスラムダンクが『THE FIRST SLAM DUNK』であってほしい。

という井上先生の気持ちもこもっているタイトル通り、「スラムダンク」を知らなかった人たちが、映画を見た直後駅に戻る間も惜しみ、劇場内で漫画をポチっている会話が初日から目立っていました。

上映から半年経った今も、この光景を目にします。

ここまで面白いだなんて知らなかった!

そう言って漫画を買う人が後を絶ちません。

映画の情熱を持ったまま、初めて漫画『SLAM DUNK』を読んだら「もっと情熱が溢れますよ?」とファンはみんな思っていると思います。

だからこそ!原作を今から読む人に、先を教えず、さらなる感動を目の当たりにしてほしい。

そして、全巻読み終えた人は、映画館に舞い戻って、更に映画を楽しむ。ということが実現できたのも、ロングランで上映しているからこそです。

映画を見て、即座に漫画を購入し、読み終えて再度映画を見たくて仕方のない感情と、再度見てからのさらなる感動の気持ちは、漫画のレビュー欄に溢れています。

世代を超えて、ファンが一気に増加して、嬉しい限りです!

好き嫌いがはっきり分かれる事に理解があるため、原作ファンが誰彼構わず押し売りすることが他の作品ほどありません。

拡散型のファンが少ないと思われていたことも、映画の最高興行収入予想が50億円だった理由でもあります。

理解力があり、拡散型のファンは多くありませんが、情熱を強く持ったまま「スラムダンク」を一番愛し続けているファンは、世間が想像しているよりもずっと多いですよ!

そんな長年のファンから見ても、作品から感じたのは懐かしさよりも間違いなく「新しいスラムダンク」だったと思います。

表現方法や、新しく加わったストーリーに対して懐かしむことも予想していたのですが、作品を観終わって感じたのは、新しさでした。

長い年月が経ち、「実はこのキャラクターはこのとき、こんな思いもあったのかも……。」と、井上先生自身がキャラクターへに対するイメージも変わっていったことが、今回の作品に繋がりました。

昔よりも大人っぽい感情を重点的に表現されています。

スマホも無い時代、ブラウン管のテレビも映りますが、若者世代がそこにいまいち注目していないほど、純粋にストーリーに引き込まれます。

長年の原作ファンに関しては、「学生時代を懐かしむ。」という声は少なく、「今!この瞬間に情熱を注ぎたい!」という感想を持っている人の方が圧倒的に多いように感じます。

ストーリーや考え方も、時代が変わっても日本人が大切にすべき考え方が詰まっており、懐かしむよりも今の人生に当てはめていくほうがしっくりきます。

通っている人の想いは、
今!『THE FIRST SLAM DUNK』に出会えたことの感謝と、
今!『THE FIRST SLAM DUNK』が自分に必要だから。

原作ファンにも、映画を見る前に漫画を読み返さないでほしいと井上先生は言っていました。

そもそも、試合の結果が分かっていても、ストーリーに引き込まれる数々の表現力によって、試合結果も忘れて、必死で泣きながら応援している人がほとんどです。

映画を繰り返し見ても手に汗握り、必死で応援してしまうほどで、その凄さを分かってから見終わってすぐに2回目が観たくなる人が続出。

すごさを実感してからの、始まる前のドキドキは1回目を勝る人も多いようです。

私も少し不安があっての初見だったので、始まる前は2回目の方がドキドキしました。

初日に1日中上映を楽しんだ人も多いようでしたが、私は朝一なので、まだ何度も観れるのに「なぜ帰宅しなければいけないのか……。」と、名残惜しく劇場をあとにしたのを覚えています。                                                                                                      

スラムダンク【初見の感想】:圧巻の画力。

スラムダンク【初見の感想】:圧巻の画力。

10年以上の長い期間をかけて、考え抜かれた3DCGの表現力に、

井上先生の一切の妥協はありません。

拘り抜かれた作品の完成度は、最新技術をふんだんに使っている世界で話題になったアバターよりも、最新技術の点でも圧勝していると感じました。

最新アニメ作品にそれほど詳しくはないのですが、個人的には画力で有名な新海誠作品の『すずめの戸締り』と比べても、圧倒的画力を感じました。

  • 手首の動きの柔らかさ
  • 足首の柔らかさ
  • 目の動きや色の違い
  • 試合中の服の動き、服の浮き方
  • スポーツ中んらではの汗の動き、落ち方や飛び散り方
  • カメラワーク、パンの動きや下からの煽り方
  • ボールのアーチ
  • 体格・力加減までもが実感できる

挙げればきりがないほどの圧倒的な画力は世界のどの作品も現辞典で勝てる作品は無いと思います。

CGの修正は何度も繰り返し行われるもので、どんな大作でもどこかで妥協されています。

大作でも遠くや小さいものとして表現されるものは、修正もせずに上映されている事も多いです。

そんな中で10年以上もの時間をかけて、試行錯誤し、妥協をせずに突き詰めた本作品にかなうものは無いと思います。

不自然な動きがこれほどに無い状態のCG作品を今まで観たことがありません。

実際ハリウッド作品のCGを担当し、CGとしての表現力を評価されている人から見ても、他の作品と比べて段違いの作品であり、やはり誰にも勝てないというクリエイターのコメントも目立ちました。

実物に近い表現のアニメ作品は特に表現が難しく、まして試合独特の人間の動きをCGで表現するにはかなりの時間と労力が必要で、ここまで妥協せずに完璧を求める作品は少ないそうです。

  1. アニメ化と、今までの劇場版の作品のタッチは同じような表現ですが、『THE FIRST SLAM DUNK』の表現方法は今までの表現方法とは全く別物です。
  2. 3DCGが不自然になるのでは?と不安に思う人もいますが、他作品が不自然であっても『THE FIRST SLAM DUNK』はハリウッド映画のCGと比べても圧勝の表現力です。                                                      

漫画を思わせる線の表現

CGの最新技術を詰め込んだ中で、漫画を思わせる線の表現の連発が原作ファンを魅了しています。

オープニングの演出に度肝を抜かれ、始まてすぐから涙が止まらなくなった人は多いはず。

OPだけでなく試合の重要シーンなどいたるところで、線を強調した、漫画がを想わせる表現が詰まっていました。

原作が巨大スクリーンに映って、そのまま動いているような、読んでいる時に想像する音や色がそのまま映像になって、次々に襲い掛かってくる感覚を誰もが感じていたと思います。

最先端の技術の中で際立った「線の協調」による表現もまた、井上先生ならではの演出でした。

白黒で描かれているシーンも度々出てきて、映画館で漫画の魅力を最大限実感する表現が最強でした。

この演出には原作ファンは涙せずには観られない人も多かったと思います。

3DCGの表現の中にあまりにも自然に組み込まれている線の協調表現は、本当に凄かったです。

試合終盤の緊迫するシーンほど、漫画を思わせる描写が組み込まれていて、カラーシーン以上の迫力や臨場感がありました。

スラムダンク【初見の感想】:音による演出

スラムダンク【初見の感想】:音による演出

バッシュやシュートの音はある程度予想していましたが、予想できる表現力をはるかに超えていました!

  • 井上先生から疲労感までも細かく指示をしている、声優さんの息遣いに圧巻。
  • ロックが魅せる試合の臨場感。
  • 試合中にぶつかる迫力を現す音。
  • ピンチの時の重たい効果音。
  • 息をのむどころか、呼吸を忘れる「無音」の演出。                                                                                               

画力以上に煽ってくるのではないかと思うほどに、音の演出が全編通して詰め込んであります。

効果音や挿入歌の一つ一つに拘りが詰まっており、不安・期待・迫力すべてが最高潮に煽ってきます。

声優さん変更への不安は、開始10分も経たないうちに吹き飛んでいきました。(個人的にはアニメの声優さんが大好きなので、アニメと同じであれば、更に100倍楽しめたと思います。)

声の完成度が高すぎて心臓バクバクなので、この作品にはこのキャスティングがベストだったと思います。

花道の「かえせ」のシーンが大好きなのですが、「かえせ」の3文字を自然に表現するために、

3文字の収録に3時間かかったそうです。

何戦かがばれないように、なおかつ相手のチームもかっこよく見えるようにというのが曲創りの際の井上先生のオーダーだったようですが、見事にマッチングした曲が、                                                     試合の魅せばの魅力を最大限に表現しています。

アニメの主題歌もインパクトの強いものが多く、声優さんとともに超える曲があるのかと言われていましたが、これ以上に無い選曲に圧巻でした。  

映画が好きな人ほどIMAX上映を好んでおり、一度IMAXで観ると他で観れないという人も多いです。

私もIMAXに魅了されており、もう何年もIMAX上映を優先しています。

しかし、違いの分からない映画も中にはあります。

この『THE FIRST SLAM DUNK』のIMAX上映に関しては、画も音も最大限に違いがありました。

それほどに画にも音にも拘りが詰まっているということです。

確かにIMAXは迫力も臨場感も桁外れですが、ハリウッド大作と比べても『THE FIRST SLAM DUNK』のIMAXは異常に良いです。

スラムダンクを客観的に観ても、IMAX上映の魅力を最大限に生かせる作品だとはっきり言いきれます。

IMAX上映を熱望する人も後を絶たず異例の再上映もあり、『THE FIRST SLAM DUNK』のIMAX上映をリピートしている人が多くいる事をスタッフも把握しています。

映画上映終了時にIMAX再上映も予想されます。

IMAXとの違いがはっきり分かる作品だったので、IMAXとの違いを説明しやすい作品でもありました。

他作品についても参考になるように、IMAXの違いについて詳しく解説しています。

大手映画配給会社に勤めていたこともありますので、業界で得た知識も交えた感想を書いています。

IMAXやドルビーの違いが知りたい人におすすめ
スラムダンクをIMAXで観るべき理由。【ドルビーアトモス】との違いも解説。映画『THE FIRST SLAM DUNK』こんな人にはおすすめできません!観ない方がいい人の特徴。
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スラムダンク【初見の感想】:まとめ

スラムダンク【初見の感想】:まとめ

ストーリーがいいのはスラムダンクに関しては当たり前!と思っている人も多いと思うので、内容以外について触れてみました。

スラムダンクを知らない人にとって、これが最初のスラムダンクであってほしいという井上先生の意思は確実に新しいスラムダンクファンに伝わっているようで、世代ではなかった人からの感想の多さが目立っていました。

これから漫画をさらに楽しむための工夫も映画に詰まっており、まさに天才的な表現力です。

宮城くんが主役であった『THE FIRST SLAM DUNK』ですが、「電光石火」という表現は一度もありませんでした。

でも原作ファンは電光石火の宮城リョータのスピードを今までで一番味わったのが『THE FIRST SLAM DUNK』でした。 

宮城くんのパスはやっぱりめちゃくちゃかっこよかったです!

花道の速攻シーンではあまり曲がついていませんが、原作の主役として特別大切な表現をしているところも井上先生の花道への愛情の様に伝わりました。

相手チームも非常にかっこよく表現されいましたが、ベンチを含め湘北のみんながめちゃめちゃかっこよく表現されていて、感動の嵐でした。

ヤスがリョータを応援するシーン1つ1つも、とっても大切に描かれています。

1コマ1コマに最大の表現が詰め込まれていて、浮き沈みのない最初から最後までが名シーンとなる最高の映画だと思います!

IMAXやドルビーなどの上映はすでに終了している劇場が多いですが、IMAXの再上映をしていることがあります。

上映終了決定時にIMAXの再上映をする劇場も予想されます。

普通上映との違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

IMAXやドルビーの違いが知りたい人におすすめ
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アニメにつていは動画配信サービスで観ることが出来ます。配信している動画配信サービスも非常に多いです!

その中でもおすすめしたい動画配信サービスは「U-NEXT」です。

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動画配信サービスの中では、月額費用が高いイメージの『U-NEXT』ですが、使い方次第でかなりコスパが良いのはあまり有名になっていません。

使い方次第でかなりお得なU-NEXTのメリット・デメリットについてこれを読めばすべてがわかります。

U-NEXTのお得な使い方について徹底解説しています。

気になる人はこの記事を参考にしてください。

★実はコスパ最強「U-NEXT」★
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派遣社員/ブロガー
◆年齢:30代
◆性別:女性
◆多趣味なので、ぼっちを心底楽しんでいます。
◆経歴:10年近く放送業界で専門職を経験
◆資格:秘書検定2級/簿記3級
◆大学:プログラミング・webデザイン・メディア関係
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