スラムダンクをIMAXで観るべき理由。【ドルビーアトモス】との違いも解説。映画『THE FIRST SLAM DUNK』こんな人にはおすすめできません!観ない方がいい人の特徴。
スラムダンクの原作ファンだからこそ、いくら人気が出ても観ることを躊躇してしまう……。
いまだに気にはなっているけどやっぱり不安……。
声優さんが変わって、イメージが変わっちゃうのが気になる……。
3DCGって画が受け入れられない気がする……。
そもそも「スラムダンク」を見たことないし、よく知らないからついていけないかも……。
IMAXとの違いも知りたいな!
こんにちは、みろくちゃんです。
私も公開まではスラムダンクが好きすぎて、CGの表現や声優さんの変更に僅かながら不安もありました。
映画化決定した即日から楽しみ過ぎて、不安をそっちのけで、初日朝一から週一でIMAXに通っています。
- IMAXで観ると、どう違うのか
- 映画自体を観ない方がいいかもしれない人
- IMAX、映画館で観るべき理由
900本近く映画を観ていますが、1番好きな映画もスラムダンクになりました。
寝る間も食事もそっちのけで、通っています。
- 想い入れが濃すぎる人
- まだ観たことのない初めての方
- バスケが好きではない人
どんな人にもお勧めします!
とは言ったものの、楽しめない人も少なからずいるようです。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』についての感想。
目次から気になるところまで飛んでください
【ネタバレ含みます】
映画『THE FIRST SLAM DUNK』
待望の……、待望の……、待望の……、
復活上映が決定しました!!!!!
◆2024年8月13日(火)~
全国300館以上の映画館にて復活上映が決定!
2024年夏の最新情報についてまとめています。
映画「スラムダンク」をIMAXで観るべき理由。【ドルビーアトモス】との違いも解説。
IMAXでは12回以上、普通上映は7回、ドルビーアトモス1回を鑑賞しました。
まさにスラムダンクの魅力を最大限出すのに、ピッタリの条件です。
参考までに、洋画中心に1年で10作品ほどIMAXで鑑賞しています。過去最高にIMAXの良さを感じたのがスラムダンクです。
アメコミやワイスピ、ファンタビ、ワンピースと比べて遥かに画も音も、迫力も桁違いです。
違いの差は非常に大きいですが、普通上映でも画力と音の迫力は十分に味わえます。
追加料金以上の価値と違いはあります。
IMAXをここまで長い期間上映している作品は少ないです。
例えばキングダム2はIMAXの方が、格段に良かったですが2週間でIMAX終了が多かったです。
圧倒的画力を最大限にクリアに観る
続いて、IMAXのスクリーンのメリットについてです。
アニメをIMAXで観ても、違いが分かりにくいものが多いですが、井上先生の画力への拘りが洋画よりもはるかにIMAXとの違いを魅せてくれました。
クリアと言われてもピンとこないかもしれませんが、はっきり鮮やかに観えます。
(色が濃すぎるのとは違います。)
映画館によっては、かなりスクリーンが白っぽくボヤっとしているところも多く違が分かりやすいです。通常でも綺麗なスクリーンだと、並べてみないと分からない人も多いかもしれません。
ドルビーとの違い(画質)
ドルビーアトモスでは、IMAXよりスクリーンは小さくなります。ドルビーシネマは画質も拘っていて、黒よりも黒!と、本来の漆黒をより表現しています。スラムダンクではそれほど活用性が無いように思います。
ドルビーシネマはまだ劇場自体がかなり少ないです。
重低音が細胞から響き渡る
音の振動で会場が揺れるイメージです。うるさいのとは違います。
重低音の迫力はまさにIMAXでこそ、最大限に魅力を発揮します。
今回は重低音が目立つROCKが、迫力あるシーンでかかるので、想像できない程の臨場感が体験できます。
安西先生の深く落ち着きのあるセリフも、流川の低音の声も耳と記憶への残り方は、通常上映とはやはり異なってきます。
ドルビーとの違い(音声)
音のメリハリや、後ろや前、横から声が聞こえる細かい演出があります。
誰でも違いがわかるほど、細かい演出です。
違いがはっきりわかるため、完全に好みによります。
個人的には、安西先生の大切な言葉や、流川のドシッとした一言がサラッと流れていくようで少し寂しく思いました。
ドルビーアトモスでは、全体的にスラムダンクの映画が少し優しいイメージのように感じました。
私の好みは完全に大迫力重視なので、同額でもドルビーアトモスであれば、通常スクリーンで観ます。
映画ファンにはIMAXの魅力にハマっている人が圧倒的に多いです。
映画「スラムダンク」を観ない方がいい人の特徴。こんな人にはおすすめできません!
とても残念ですが、ここで当てはまる人は好みではないかもしれません。
熱いストーリーが苦手な人
始終、熱気で溢れています。
ザ!少年漫画といった王道の本気の熱さに注意が必要です。
そんな人には受け入れるのが難しいかもしれません。
好きなセリフが入ってないのは、絶対に嫌だ!
映画となると時間内に収めないといけない理由で、やはりどれだけ大切なシーンでも入っていないシーンはあります。
キングダムでも思いましたが、自分の一番好きなシーンやセリフが無いこともあります。
ただ、そこまで想い入れがある人ほど観た方がいいです。
そんな悩みは5分で吹き飛びます。
好きなセリフがカットされていることよりも、映画館で観なかったことに後悔するほうが大きいからです。
それを簡単に吹き飛ばせるくらいの満足感と高揚感は、始まってから終わるまで、ずっと続きます。
1秒も休憩ポイントはありません。
瞬き、呼吸も忘れるので注意した方がいいです。
何がなんでも、漫画『スラムダンク』を読みたくない人
▶知らずに行くと、今すぐ読みたくなります。
公開後間もなく、累計発行部数は歴代6位に更新されました。
「スラムダンク」を見たことがない。知らなくても原作ファンより楽しむ方法。
スラムダンクの原作は3種類あります。
原作まんがの購入を考えている方は、こちらの記事で違いについて詳しく解説しております。
ぜひ参考にしてください。
そもそも「スラムダンク」を知らないという方で、予習が必要かと悩んでいる方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』:声優さんの圧倒的な実力
年1アニメを観るくらいには好きなので、1番の不安は違う声になることに対しての違和感についてでした。
結果、微塵も気にならない。
終わってから我に返ると、声優さんが変わっていなければ、更にあと100倍楽しかったと思ったのも正直な気持ちです。
この映画には、最高にベストなキャスティングだったと本気で思います。
だからこそ、ここまでの大作で馴染んでいる声優さんの実力に完全に圧倒されました。
声優さんの思い
三井くん役の笠間さんは、三井くんに憧れて学生時代はバスケをしており、スリーポイントの練習に打ち込んだそうです。三井役が決定して、足が痛くなったそう。
花道役の木村さんは、ジャイアンの印象が強いイメージですが、もはや私には花道のイメージの方が強くなりました。木村さんは一切スラムダンクを通らなかったそう。逆にそれが花道の性格にもマッチしていて、適役だったと思います。井上先生に直々花道の感情や性格を何時間も聞いて役に入ったそうで、なんだか羨ましい限りです。
どの声優さんも決まったときは、嬉しすぎると同時にファンに受け入れられないかもという不安でいっぱいだったそう。
実力派の声優さんぞろいなので、違和感の心配は本当に不要です。
なんと!桜木花道の「かえせ」の3文字に、3時間もかかっています。
あのシーンめっちゃ好き。
ジャイアンがどこかへ旅立って、桜木花道に馴染みまくっておりました。
どのシーンも、どのキャラクターも徹底して、全てに全力が注がれています。
井上雄彦監督は、今回通常の声でキャラクターに合った声をキャスティングしています。
自然にバスケットをした時の息遣いや、自然に出てくるセリフを重視しています。
ナチュラルさを突き詰めた結果が、原作ファンと、初めて「スラムダンク」を観てファンになった人の心を掴み、何度でもエンドレスで映画館で試合に参戦してしまう程たくさんの人を動かしています。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』:「音」へのこだわり
バッシュの音やシュート音が凄そう!というのは、期待とともに想像していたのですが、そんな想像していたレベルははるかに超えたものでした。
ROCKが奏でる重低音との相性
アニメ化した際、オープニングやエンディング曲も背景が浮かぶほど馴染んでいる上にヒット曲ばかり。曲は誰が担当するのか、超えられる曲があるのか。という想像もしていましたが、想像なんてできるわけがなかった。と思うほど作品にマッチしすぎています。
絶対にバレないように、なおかつ相手チームもかっこよく見える曲というのが井上先生のオーダーだったそう。
そのオーダーを着実にこなしたた重低音をバリバリに効かせた最強のROCKが、まさに思い描いているスラムダンクそのもの!
オープニングも試合中も感動が止まりません。
映画館ならではの音響と、IMAXに通ってしまう大きな原因です・・・。
通い過ぎて曲の前にドキドキするようになりました。
効果音へのこだわり
曲だけではなく、作中の音すべてに拘りがあり、効果音も曲中の音楽もびっくりするくらいマッチしています。井上先生の拘りっぷりがこわいです。
バッシュやシュート音は、よくて当たり前と思って作っていたのではないかとすら感じました。
無音の演出なんて、息の仕方もわからなくなります。三井くんのシュート音は、想像の範囲でしたが、それでもニヤニヤが止まらないです。
疲労感を現す息づかい
今どれくらい試合が進んでいて、どれくらい体力を消耗しているのか。それを息遣いでも表すことを声優さんそれぞれに注文していたようで。
流川はまだ、そこまで消耗していないなど、細かく指示があったそう。
だからこそ溢れる臨場感。曲や効果音がすごすぎてさりげなくすごい注文に的確に応えている声優さんの実力を常に魅せつけられます。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』:10年がかりの3DCGは一切の妥協無し。
正直コマ送りで観たいです。
CG独特の違和感のある動きも、細かく手修正されており違和感を探す方が難しいです。
1試合分の映像を撮ってから編集したそうですが、1試合まんま観てみたい。
瞳の色にも注目
井上先生のアシスタントであった、キングダムの原先生に目の描き方をアドバイスした井上先生。
というと、どうしてもほかの作品より目を観察してしまうもので。
本当に凄かった。
優しさからくる、強さを表すような目が自然なのにキラキラしていました。
目の色が何種類あるのか分からないほど、キャラクターに合わせて変えているという拘りまで。
優しい茶色から、凛とした黒、するどく黄色っぽい目まで。何色使っているのか、数えるのはちょっと無理があるくらいにはキャラに合わせて変えています。
細部まで拘り尽くした表現力
一番わかりやすいのは手首の動きや、足首の動き。
柔軟で素早いスナップの利き方が他の作品では観たことのないような表現で、レベルが段違い。
汗の飛び方も落ち方も動きに合わせて、この上ないリアルな表現に度肝を抜かれます。
ボールの回転やアーチの描き方も、実写以上にリアルです。
ド迫力のぶつかり合い
一人ひとりの圧倒的強さが、これでもかというくらいに表現されています。
- ゴリと河田の勝負
- ボールを叩き落とす瞬間
- 花道とのぶつかり合い
- 河田のターミネーターのような迫力
- 体格の大きさまで よくわかる
試合中の衝突の力強さや、倒れたときの衝撃の強さや、体格、体重までもが手に取るように体感できるので、始終高揚感が押し寄せ続けてくる感じです。
スピード感が桁違い
ボールのスピード、ボールの重み、花道や沢北の足も手も速すぎる人間離れした運動力が、手の先からつま先まで
余すところなく拘っているのがわかるスピード感。
アンチを実力でねじ伏せた井上先生の実力はやっぱり問答無用で、天才以上。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』:漫画を思わせる「線」と「カット割り」
表現方法のメリハリとか、表現方法の種類も多くて、一つ一つの表現に拘りがぎっしりつまっているのがよくわかります。
情報を一切出さないことが「最大の演出」
知らない人から見ても、もちろんすごくかっこよすぎると思います!
情報を封じていたのは、このオープニングを最大限に原作ファンが楽しむためかというような演出です。
観たあとすぐにもう一度観たくなる原因の一つです。
嬉しすぎる演出に、驚きすぎてオープニングから高揚感はMAXです。想像すらできない、すごい映画が始まるなということだけは、オープニングでわかります。
オープニングから、終わるまで涙止まる余裕は一切なかったです。
情報を一切出さないことが、最大の演出だったんですね。
井上先生の演出には誰も想像が追い付かない。
「線」の強調
原作を感じられるのは、オープニングだけではありません。
一番スピード感が大事な場面こそ、漫画を思わせる表現で、なおかつ漫画そのものが動いていて、想像していた音が流れてくるんです。
想像の追いつかない演出が、エンディングまで続きます。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』:試合結果を忘れるほどの「臨場感」
一番驚くのは、臨場感の溢れる演出が、画からも音からも止まらないので、入り込み過ぎて本当に試合を観ている気持ちになります。
そして、結果をわかっていても、負けるかもしれない!と本気で思ってしまうことです。
それくらい、とてつもない勢いで入り込んでしまいます。
試合終了まで安心感が全くなく、試合終了の感動で号泣です。
まとめ:「完璧」を超える作品
井上先生の思惑に完全にはまりました。
知らない人にとっては、これが最初のスラムダンクであってほしい。
知っている人には、読み返さずにきてほしい。
と言っていた井上先生。
万人受けではなく長年のファンと、これからファンになる人とターゲットを絞って作られたからこそ、映画館に通うくらい惚れ込む人が多くなったのだと思います。
迷わず人に勧めたくなる映画です。迷ってるくらいなら今すぐ行った方がいい!絶対に面白いから!と、心の底から言える映画でした。
今の井上先生がキャラに思う気持ちは当時と変わっているそうで、今井上先生の思う彼らを映画にしたと言っていましたが、それがすごく伝わってきました。
私も色んなことがあり、常にスラムダンクに助けられてきましたが、受け取る気持ちや感想はいつも変化しています。
今この時代になって、今だからこそできる表現で、この作品に出会えて本当によかったと心の底から感謝でいっぱいです。
スラムダンクの作品としても、映画としても本当に最高の作品です。
852本目で、心から1番好きだ!と言える映画にとうとう出会いました!
完璧以上の作品に感無量です。
期待をし過ぎているほど、さらに楽しめるという前代未聞の映画だと思います。
皆さんもぜひ劇場で試合を楽しんでください!
『THE FIRST SLAM DUNK』劇場オリジナルグッズ追加販売が決定しました!